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事件についての考察

    NP版「ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女」開発者インタビュー
        from サテラビュー マガジン 【ゲーム虎の穴(通称:虎マガ)】

    虎:虎マガ編集部
    坂:坂本賀勇氏


     

    まず最初に遊んだ時、「DISK SYSTEM」
    の画面が出たのには驚きました(笑)!
    懐かしいというか…。

    特に深い意味はありませんが、「変化」
    を表現したつもり。ディスク版ユー
    ザーがニヤッとしてくれれば・・・。

    SFCへの移植にあたって、特に
    気をつかった点は?

    基本的にディスク版と同じものを
    作ろうと思って始めたんですが、
    SFCでと言うより、ニンテンド
    ウパワーで、という意識の方が強
    かった。ファミ探はそもそもハヤ
    リのマルチシナリオじゃないし、

    システムも馬鹿がつくほど正直に
    オーソドックスなモノにしました。
    伝えたいことや感じてもらいたい
    ことは、どんなメディアでもいい
    んですが、それをすんなり受け入
    れてもらえる環境に投げ込まない
    と、やれ古いだの単なる焼き直し
    だのと雑音が大きくなってしまう。

    そういう意味で、ニンテンドウパ
    ワーに…という話をいただいた時
    ここならOKかな?と思った気持
    ちを素直に実現したというのが現
    状ですね。言い換えれば、気を遣
    ったと言うよりも、気を遣わない
    ことに決めたということに神経を
    すり減らしたような感じです。

    グラフィックもずいぶん変わりま
    したね。シリアス調になったと言
    うか…。

    私の方からイメージをクドイほど
    伝え、デザイナーの方で具体化し
    てもらいました。背景はほぼ全部、
    モデリングしたCGデータを落と
    したものです。

    キャラクターの表情もとても豊か
    になりましたね。事件解決の手が
    かりになりそうなくらい(笑)!

    どうでしょう??登場人物のその
    場のリアクションを読みとり「こ
    うなんじゃないかな?」と思う事
    が手がかりなのかどうかは良く分
    かりません。

    確かストーリー的に、ファミ探II
    は、"I"より前の設定でしたよ
    ね。ということは・・・"I"も
    そのうち出るってことですか?

    まず、今回の結果(反響)を見ない
    となんとも言えないですね。

    反響は大きいでしょう(確)!
    だってこのゲームスゴイもん(笑)。

    64での新作を期待している人は
    多いですよ。

    う~ん、コメントは難しいです。
    しかも新規モノとなると開発にか
    かる時間などリメイクの比ではな
    いですし、簡単に返事することは
    できないですね、決してやりたく
    ないとかはないんですが・・・。

    最後に、今回の書き換え版でディ
    スク版からの変更点、新要素の追
    加などをまとめて教えてください。

    基本的に同じですが、細かい部分
    で色々と変わっています。まず、
    メモが面やあらすじシステムが新
    しく加わりました。言葉、表情な
    ども強化してます。

    あと、いろんなシーンをビジュア
    ライズしたことが大きいかもしれ
    ません。ファミ探は、「怖いゲー
    ム」と言われ続けてきましたが、
    それは、ディスク版をプレイした
    方々がイメージの中で恐怖を増幅
    させていった結果だと考えていま
    す。アノ時代アレをやったことが

    怖かったんだと思います。これが
    今回どういう形の反応があるかが、
    ちょっと楽しみです。元々この作
    品での「恐怖」というものは、全
    体の味を整えて彩りを添えるメイ
    ンの調味料みたいなものですので。

    お忙しいところありがとうござい
    ました。次回作も頑張って下さい。